平成17年不動産鑑定士第2次試験本試験問題 〜会計学、鑑定理論〜
会計学
・問題1
棚卸資産に関する次の問に答えなさい。
(1) 次の資料に基づき,棚卸資産の評価方法として,先入先出法及び総平均法を適用した場
合,それぞれの,@期末商品棚卸高,A売上原価,及びB売上総利益を計算しなさい。決算は,
年1回(12 月末日)とする。
期首商品棚卸高30 個単価@500 円(原価)
3月仕入40 個@510 円
5月売上50 個@650 円
7月仕入60 個@530 円
9月売上40 個@670 円
10 月仕入20 個@540 円
12 月売上30 個@670 円
(2) 上記(1)の資料に基づき,売価還元原価法を適用した場合,@期末商品棚卸高,A売上原価,
及びB売上総利益を,計算過程を示して計算しなさい。なお,期末商品棚卸高の売価は@670
円とし,原価率は,%未満切捨てのこと。
(3) 先入先出法を適用している企業が,商品の仕入原価が値上がりする年度に,後入先出法に
変更した場合,財務諸表に及ぼす影響,及び長所・短所について説明しなさい。
(4) 企業会計における棚卸資産の評価基準について説明しなさい。
(5) 会計基準が,財務諸表に「重要な会計方針の注記」を要求するのは何故か,理由を説明しな
さい
・問題2
国庫補助金に関して次の問に答えなさい。
解答は,解答用紙の所定の箇所に,指定された字数の範囲内で記入し,また重要と考えら
れる箇所に下線を引きなさい。(下線を引く箇所に数の制限はない。)
(1) 資本として処理する方法(A)と,利益として処理する方法(B)とが考えられますが,これ
らの処埋の基礎にある考え方を説明しなさい。(400 字以内)
(2) あなたは,上記(1)の(A)と(B)のどちらの方法を合理的と考えますか。その理由を付して
述べなさい。(200 字以内)
(3) 企業会計原則は,資産評価の例外規定として圧縮記帳を是認することを明示しています。
その理由を述べなさい。(400 字以内)
鑑定理論
・問題1
「区分所有建物及びその敷地」の鑑定評価について,次の問に答えなさい。
(1) 共用部分の確認における留意事項としての権利内容とその確認方法について述べなさい。
(2) (1)で確認された権利内容を試算価格へ反映する方法について述べなさい。
(3) 積算価格の求め方のうち,配分率に係る2つの方法の違いを建物用途と関連付けて説明し
なさい。
・問題2
文化財等の一般的に市場性を有しない不動産の鑑定評価について,次の問に答えなさい。
(1) その利用現況等を前提とした不動産の経済価値を求める場合の価格の種類,鑑定評価の手
法及び留意事項について述べなさい。
(2) その利用現況等を前提としない不動産の経済価値を求める場合の価格の種類,鑑定評価の
手法及び留意事項について述べなさい。
・問題3
鑑定評価報告書及び基本的考察に関する次の問に答えなさい。
(1) 鑑定評価報告書記載事項のうち,鑑定評価額の決定の理由の要旨,鑑定評価上の不明事項
の取り扱いを説明しなさい。
(2) 鑑定評価の社会的公共的意義における不動産鑑定士の責務のうち,説明責任について説明
しなさい。
・問題4
不動産の価格形成要因のうち,一般的要因について,次の問に答えなさい。
(1) 一般的要因に関する要因資料はどのようなものがあるか4つ列挙し,簡潔に説明しなさい。
(2) 一般的要因が地域の種別に与える影響について述べ,商業地に影響を及ぼす一般的要因を
4つ列挙しなさい。
(3) 一般的要因は鑑定評価の方式を適用する際にも考慮することとされているが,DCF法を
適用してオフィスビルの鑑定評価を行う場合に,どのように考慮するか答えなさい。
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